製品の周辺情報を網羅的に掲載しCTAも設置。BtoBのオウンドメディア好事例

2020年6月9日 BtoBマーケティング オウンドメディア

新型コロナの影響を受け、BtoB企業でもコンテンツマーケティングのニーズが高まっています。ITツールベンダーやSIerではオウンドメディアを解説している企業も多く、ホワイトペーパーなどのCTAを設けることでリード獲得につなげています。最近は機械や化学などのメーカー、製造業も展示会やオフライン営業中心のスタイルからオンラインへシフトしつつあります。そんなツールベンダー以外のBtoB企業にフォーカスをあて、事例として紹介する本ブログ。今回はファクトリー・オートメーション機器メーカーであるオプテックス・エフエーさんです。

1.グローバルでセンサ事業を手がけるオプテックスグループの中核企業

オプテックス・エフエーさんはオプテックスグループの中でもセンサ事業を手がける企業。中でも文字認識画像センサはグローバルシェア1位だとか。他にも屋外用侵入検知センサや自動ドアセンサ、画像検査用LED照明などで高いグローバルシェアを誇っています。


オプテックスエフエー


メーカーのWebサイトは商品紹介と会社概要、採用ページといったコンテンツ構成のものがほとんどです。500件以上のWebサイト制作やリニューアルを行ってきましたが、大企業であるからといって必ずしもユーザーの課題を解決するためのコンテンツ」を十分提供しているとは限りません。

2.製品周辺の情報を網羅する

関連コンテンツを整備


オプテックス・エフエーさんは事例やお役立ち情報を多数掲載しています。ページ数にして1,000ページ以上。すごいですね。コンテンツのバリエーションも豊富です。

①事例
②課題解決例
③製品知識
④その他お役立ちコンテンツ


の4カテゴリにわけて製品の用途や課題の解決方法を紹介しています。

さらに「光電センサ」などの製品カテゴリごとに関連情報を網羅。光電センサを例にとると下記のようなコンテンツが掲載されています。

光電センサとは?
②光電センサの特長
③どうやって選べばいいの?
④どんな種類があるの?
⑤光電センサ用語解説
⑥ファイバセンサ用語解説



周辺コンテンツを網羅


SEO的な視点でみると、関連する情報を網羅することで、Webサイトの「テーマ性」は高まります。またロングテールキーワードでもヒットするようになります。実際、光電センサで検索するとオプテックス・エフエーさんのWebページは1ページ目に表示されています。

検索エンジンで1ページ目


メーカーさんは主要な取引先をすでに押さえているというケースも少なくありません。けれど、新規の顧客やまだ自社の名前を知らない企業は、こうした「一般キーワード」で検索してきます。コンテンツをしっかりとWebページに仕込んでおくことでもれなくキャッチアップできます。

3.ポイントというユニークなオファー

オプテックス・エフエーさんのWebページは各種資料をダウンロードするときにユーザー登録が必要になります。最近こういうWebページも増えてきました。ユーザー登録してもらうことで、メールアドレスを取得できプッシュ型のアプローチができます。

CTA


オプテックス・エフエーさんがユニークなのはポイント制度を設けていること。ユーザー登録などをするとポイントがたまり、そのポイントを使って関連商品を購入したり、業務で使う工具などと交換できたりします。

BtoBのメーカーでもECサイトを構築するケースが増えてきています。モノタロウさんなんかは有名です。それにしてもポイント制というのはおもしろいですね。ユーザー視点にたったよい施策だと思いました。

4.BtoBに特化したコンテンツマーケティング

ファストマーケティングはBtoBに特化した伴走型コンテンツマーケティング支援を行います。各種ホワイトペーパーの作成から、オウンドメディアの構築やコンサルティングなどの支援を行っています。これからコンテンツマーケティングに力を入れていきたい、というご担当者の皆様、お気軽にお問い合わせください。

5.お役立ち資料を無料ダウンロード

BtoBマーケティングの現状調査