即パワポで使える! ホワイトペーパーテンプレート6選【デザインサンプル付き】

2020年8月16日 BtoBマーケティング ホワイトペーパー作成

ホワイトペーパー6選

ホワイトペーパーマーケティングとは、見込み顧客の課題を解決する資料、つまりホワイトペーパーを活用してリードを獲得するためのマーケティング手法。日本のBtoB企業のWebサイトでは、CTAが「お問い合わせ」のみになっているケースが多く、まだ十分活用できているとはいい切れません。

見栄えのよいホワイトペーパーを作成するにはテクニックが必要。テンプレートを使うことで効率よく作成できます。そこで今回は、ホワイトペーパーのデザインにフォーカスをあててコツを紹介します。シンプルで使いやすいテンプレートもご用意しましたのでぜひご活用ください。

1.ホワイトペーパーとは?

ホワイトペーパーとは見込み客の課題の解決方法をまとめた資料。PDF形式で提供されることが多く、資料ダウンロードの際、フォームに企業名やメールアドレスなどを入力するのが一般的です。ホワイトペーパーを自社のWebサイトに設置することで、コンバージョンレートを上げられ機会損失も防げます。ダウンロードした資料の内容によって、見込み顧客のニーズを推し量ることも。

しかしホワイトペーパーを作るのには一定の工数やコストが必要です。見栄えもホワイトペーパーの重要な要素。資料ダウンロードのコンバージョンレートに大きく影響します。

2.ホワイトペーパーの種類

ホワイトペーパーの種類には大きく5つあります。見込み顧客の検討ステージや、ニーズによって使い分けることが一般的。

①ノウハウ系
業務課題の解決方法などをノウハウとしてまとめたホワイトペーパーも一般的です。初心者向けの基礎知識やガイドから、中級者向けの具体的なツール活用、営業ノウハウなどが代表的な例といえるでしょう。

②調査レポート系
調査レポートも有効なホワイトペーパーです。ターゲットが関心を抱いているトピックスや、消費者の動向などを調査します。調査レポートが他のホワイトペーパーと異なる点は、プレスリリースができる点。メディア掲載によるトラフィック増加や、SNSでの拡散が狙えるホワイトペーパーの形式です。

③導入事例系
導入事例は比較的顕在層に向けたホワイトペーパー。自社の商品やサービスを検討している、もしくはその商品カテゴリをすでに検討している層になるからです。導入事例は見込み客に成功パターンのイメージを想起しやすいため、訪問や成約に結びつきやすく、社内での共有や稟議プロセスでも活用されるため、調査レポートやノウハウ集に比べて濃いリードになる可能性が高くなります。

④比較表、チェックシート
商品やサービスの比較表や導入時のチェックシートなども有効なホワイトペーパーです。比較検討層に向けたコンテンツであるため、訪問率や案件化率、成約率が高く濃いリードを獲得できます。比較表などは対象が多くなれば作成する手間も増えますし、定期的にバージョンアップする必要もあるので、手間がかかるコンテンツ。それだけニーズの高いコンテンツといえるでしょう。

⑤漫画コンテンツ
最近ではBtoBマーケティングにおいても、漫画をリード獲得のコンテンツとして使うことが増えました。漫画は説明が難しいITツールなどで使われることが多く、利用シーンやベネフィットを誰にでもわかりやすく訴求できるという点が大きなメリット。展示会などの配布物としても手に取りやすく、リード獲得につなげやすいコンテンツです。

3.デザインソフトかパワポか

ホワイトペーパーを作成する際、イラストレーターなどのデザインソフトを使う場合と、パワーポイントなどのオフィスソフトを使う場合の2パターンがあります。デザインソフトを使う場合は、見やすくクオリティの高いホワイトペーパーを作成できます。しかし内容に修正が発生した場合や、更新する場合はデザインソフトが扱えるスタッフに依頼するか、外注する必要がありメンテナンス性は低くなりがち。

PowerPointなどのオフィスソフトで作成する場合は、デザインソフトほどの柔軟性はありませんが、誰にでも編集できメンテナンスがしやすいというメリットがあります。最近のパワーポイントはデザインの表現力も高く、十分見栄えのよいホワイトペーパーを作成できます。

コンテンツマーケティングのインハウス化を推進されたい企業には、デザインソフトで外注するよりもPowerPointで作成する仕組みを作った方が効率的でしょう。

4.ホワイトペーパーのデザイン要素

ホワイトペーパーには最低限必要なデザイン要素があります。

①表紙
表紙の要素は下記の6点。目次については必ずしも表紙内に含める必要はなく、目次ページを別途作ってもよいかもしれません。外注する場合はページ数で料金が変動するケースもあるので、表紙に含めると料金の節約ができます。ページ番号は表紙につける場合とつけない場合ありますが、どちらでも構いません。

・タイトル
・ロゴ
・目次
・コピーライト表記
・イメージ
・ページ番号


表紙の要素


②中面
ホワイトペーパーの中面で必要になるのは、下記の3点。表紙でも必要となるロゴやページ番号、コピーライト表記は省いています。ホワイトペーパーを作成する際は、これらの要素を最低限押さえるようにしておきましょう。

・章番号と見出し
・本文
・イメージ


中面の要素


5.ホワイトペーパーのテンプレート例

今回提供するホワイトペーパーのテンプレート例をご紹介します。なるべく汎用的に使えるようにシンプルなデザインで、色味の設定などを企業のコーポレートカラーに合わせ、柔軟に変更できるようになっています。

①スクエア型(左右分割)
ひとつ目はスクエア型(左右分割)です。見出しエリアとイメージエリアを左右に分割し、見出しエリアの背景はグラデーションで色をつけています。

スクエア型左右分割
スクエア型中面


②ストリーム型(左右分割)
同じ左右分割でも楕円形を使ったストリーム形はやわらかいイメージ。目次の位置やイメージの位置も自由に調整可能。

ストーリム型左右分割
ストリーム型中面


③ポリゴン型(左右分割)
ポリゴン型は見出しの背景色にポリゴンデザインを採用しています。ポリゴンデザインは図形の書式から色味を自由に変更可能。

ポリゴン型左右分割
ポリゴン型左右分割


④スクエア型(上下分割)
同じスクエア型でも左右分割ではなく上下に分割したパターン。タイトル見出しを大きく見せられます。

スクエア型上下分割


⑤ストリーム型(上下分割)
ストリーム型の上下分割パターン。こちらもタイトルを大きく見せられます。

ストリーム型上下分割


⑥ポリゴン型(上下分割)
ポリゴン型の上下分割パターンです。中面のデザインがやや特徴的になっています。

ポリゴン型上下分割

ポリゴン上下分割中面



⑦色変更も可能
こちらのテンプレートはパワポ上で色味の変更も簡単にできます。

スクエア紫
ポリゴンゴールド


6.パワポでホワイトペーパーを作るときのTips


PowerPointでホワイトペーパーを作る際のテクニックを5つご紹介します。

①図形描画とグラデーションを活用する
PowerPointには図形描画の機能があります。この図形描画機能とグラデーション機能をうまく活用することで、見栄えのよいデザインを効率よく作成可能。さきほどのスクエア型は長方形ツールとグラデーションを使っています。

②図形を切り抜く
図形描画機能の便利な点は、図形を合成したり切り抜いたりできるところ。楕円形など表現が難しい図形も複数の図形を組み合わせることで、簡単に作成できます。ストリーム型は楕円形ツールと長方形ツールを組み合わせることでかたちを整えています。

③文字のメリハリをつける
ホワイトペーパーをPowerPointで作成する際、どうしてもメリハリがつけづらく平坦な印象になりがち。その際は思い切って文字のメリハリをつけてみましょう。見出しと本文の強弱をつける、タイトルの一部分を際立たせるというかたちで、フォントの大小だけでもずいぶん見栄えが変わります。

④段組を活用する
表紙や中面を作成する際に、段組をうまく活用するとメリハリをつけられます。段組を活用する際にはあえて均等にせず、どちらか片方に重みをつけるといった工夫をするとよりメリハリがつけられるでしょう。

⑤文字の行間を調整する
PowerPointでも文字の行間調節が可能。おススメは1.5行です。固定値でも調整できますが、フォントサイズが変わると再調整が必要なので手間がかかります。

7.効果的なホワイトペーパーを作成します

ホワイトペーパーの作成で重要な点は下記の5つ。デザインだけでなくタイトルの付け方や、ロジック展開の仕方も非常に重要です。見た目だけでなく中身がよいものであれば、コール時の反応も良くアポイントにもつながりやすくなるでしょう。

・ターゲット
・ターゲットの課題
・課題の解決方法
・タイトルの工夫
・見せ方の工夫


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8.PPTテンプレートを無料でダウンロード


今回ご紹介したホワイトペーパーのテンプレートを、パワポ形式で無料提供しています。自由に編集いただける内容になっておりますので、すぐに自社ホワイトペーパーとして活用できます。ぜひお役立てください。

ホワイトペーパー6選